東京都と神奈川県の境にある街で、多摩川を隔てて東京都と接している。「こすぎ」「むさこ」などと呼ばれることが多い。かつては工業地帯だったが、2000年頃から工場跡地で再開発が行われ、高層タワーマンションがニョキニョキ建ち、高級住宅街に様変わりした。人口減少社会において数少ない人口増加地域である。
交通
東急東横線とJR南武線、横須賀線、湘南新宿ラインが乗り入れている。
また、駅は設置されていないが東海道新幹線も通過している。
東京都心、川崎、横浜はもちろん、相互直通運転により小田原、横須賀、千葉、埼玉方面まで一本で結ばれており、交通の便は非常に良い。
また、池袋から横浜までは東急東横線と湘南新宿ラインが競合している。
道路は、綱島街道、中原街道、府中街道が整備されているが、交通量は多めで、渋滞が多発している。
横須賀線・湘南新宿ライン駅設置
再開発の過程で、横須賀線・湘南新宿ラインの駅が2010年に新設された。
東横線からの乗り換えには、南武線のホームを通過しなければならず、10分程度かかる。
また、急増する人口に駅のキャパが追い付かず、朝方のラッシュ時には改札に人が入りきれず、入場規制が行われることがある。
南武線ホーム拡幅やエスカレーター増設など急ピッチで対応を進めているが、混雑緩和までは至っていない。
タワーマンション林立・商業施設の誕生
かつては工場地帯として栄えたが、2,000年頃から工場跡地にタワーマンションが建つようになった。
人気は過熱し、価格は高騰している。
上層階には億ションも誕生しているほどである。
一方、グランツリー武蔵小杉、東急スクエアなど大型商業施設がそろっており、買い物を存分に楽しむことができる。
住みたい街として急上昇しているが・・・
タワーマンションの完成により人口が急増。しかし混雑が激しくなっており、なかなか駅に入れない、通勤客にもみくちゃにされるなど、問題が深刻化。
これなら各停しか停まらない隣駅に住んだ方が通勤時間が短かった、という事態も考えられるので、サラリーマンで横須賀線・湘南新宿ラインを利用する場合は特に慎重に判断すべき。
東横線や南武線は横須賀線・湘南新宿ラインほどではないが、激しく混雑している。
川崎市は2018年4月より小杉駅混雑対策担当を設置し、混雑対策に乗り出している。
とはいえ、エリア内の商業施設で必要なものは全てそろい、電車の便も非常に良いため、通勤不要の職種であれば豊かな暮らしを実現できるかもしれない。