武蔵小杉駅は、かつては工業地帯でしたが、工場撤退後の再開発によりタワーマンションが林立するようになりました。
それに伴い、人口が急増。
2010年には横須賀線のが停車するようになり、住みたい街の新興勢力として台頭しました。
東急東横線、JR南武線・横須賀線・湘南新宿ライン。
便利な路線が接続しているので、乗り換えが必要な機会がきっとあるでしょう。
そこで、今回は、東横線から横須賀線・湘南新宿ラインへの乗り換え方法を紹介します。
「同じ駅」ではなく「近くの駅」だと思うこと!
東横線(目黒線も同様)から横須賀線(湘南新宿ラインも同様)ホームまでは、約500メートル離れています。
東京駅の京葉線のように、「同じ駅」ではなく「近くの駅」だと思った方がいいでしょう。
しかし、東横線の日吉方面から横須賀線の品川、東京方面に行きたいときなど、東横線から横須賀線に乗り換えたいと思うことがあるはずです。
乗り換え方法を理解して、武蔵小杉を便利に利用しましょう!
南武線のホームを経由する方法と新南口から入る方法の2種類がありますので、順番に説明していきます。
南武線経由の乗り換え方法
東横線・目黒線ホームから階段・エスカレーターを下り、新丸子方面の「JR線方面改札」を出ます。
左手にある大きな階段・エスカレーターを上り、右手にある北改札(JR南武線口)を入ります。
右側にある、2番ホーム(登戸・立川方面)行きエスカレーターを下ります。
ホームを直進します。南武線の乗車待ちの人をかきわけて進むので、混雑時間帯は通行が困難です。
横須賀線ホームへの連絡通路は南武線ホームの東端(川崎寄り)に設置されています。
よって、南武線ホームの東端まで行ってからが本番です。
まだまだ進みます。
この先、「動く歩道」ならぬ「動くスロープ」があります。
体のバランスを崩さないようにしましょう。
平衡感覚を保つのが大変でしたw
ベビーカー・車いすは使用禁止です。
動くスロープが終わると、まだまだ通路が続きます。
また動くスロープ登場。
ようやく横須賀線ホーム行きの上りエスカレーターが見えてきました。
エスカレーターを上ると、横須賀線・湘南新宿ラインのホームです。
新南口経由の乗り換え方法
東横線・目黒線ホームから階段・エスカレーターを下り、新丸子方面の「JR線方面改札」を出ます。
右に曲がり、ロータリーに出ます。
ロータリーを右に曲がり、ロータリーに沿って進みます。
信号を直進します。
道路の左側部分の歩道を歩いた方が便利です。
タワーマンションが出迎えてくれます。直進です。
中原消防署交差点を直進します。
ロータリーが見えてきたら、手前を左へ。
この区間の横須賀線は新幹線と並走しています。
ここが新南改札です。
新南改札に入り、エスカレーターを上ると横須賀線・湘南新宿ラインのホームがあります。
勢い増す新興住宅街
武蔵小杉は、大小様々な工場が集まる工業地帯でしたが、工場は撤退し、タワーマンションが何棟も建つ高級住宅街に変貌しました。
それにより、川崎市の人口は、2008年7月約139万人、2013年7月145万人、2018年7月152万人と推移しており、10年間で約9%の増と、人口減少社会において異例の伸びを見せています。
特に、武蔵小杉のある中原区の人口は2008年7月約22万人、2013年7月約24万人、2018年7月約26万人と、10年間で約18%の増加率です。
参考までに、東京23区の過去10年間の人口増加率は約9%増です。
横須賀線下りホーム新設・新改札口設置
タワーマンション建設による武蔵小杉の人口急増により、武蔵小杉駅の混雑が深刻な課題になっています。
朝のラッシュ時には、改札に人が入りきれず行列になることもあります。
そこで、川崎市とJR東日本は包括協定を締結し、武蔵小杉駅の混雑緩和に取り組むことにしました。
(参考記事)→JR横須賀線武蔵小杉駅及び駅周辺の混雑緩和に向けた取組を進めます(2018年7月17日川崎市・JR東日本プレスリリース)
現在、横須賀線は1面2線の島式ホームですが、下り線用ホームを新設し2面化し、従来のホームを上り専用、新設ホームを下り専用とする予定です。
また、新規改札口を設置し、歩行者導線を新たに生み出し、駅周辺の混雑分散を図ります。
2023年度の供用開始を目指しています。

川崎市・JR東日本プレスリリース(2018年7月17日)
このように、今後も武蔵小杉は変わり続ける見込みです。
タワーマンションの新規建設計画もあり、まだまだ人口は増えるでしょう。
人口急増による副作用が生じていますが、増え続ける人口に対応できるよう工事を進めていってほしいと思います。