東横線 VS 湘南新宿ライン 首都圏全体を巻き込んだ熾烈な乗客争奪戦

 

東京と横浜。首都圏の2大都市とあって、都市間を結ぶ路線はドル箱路線です。

東京駅から横浜駅は、東海道本線ほぼ一択でしょう。

では、新宿、渋谷、池袋といった副都心から横浜駅まではどうでしょうか。

ここで、熾烈な乗客争奪戦が繰り広げられています。

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乗客争奪戦の流れ

湘南新宿ラインの開業

戦後、爆発的に増加する人口に対応するため、鉄道各社は路線延伸、宅地開発を進めてきました。

しかし少子高齢化が進み、人口の増加が期待できなくなると、利便性の向上による乗客の確保が課題となりました。

JRは、埼京線を大崎まで延伸するとともに、山手貨物線を使用し、2001年12月、湘南新宿ラインを開業します。湘南新宿ライン案内板

これまで新宿・渋谷エリアから横浜への移動は、東急東横線が主流でしたが、速達性に勝る湘南新宿ラインの開業により、乗客がJRに一気に流れる恐れがありました。

そこで、2001年3月より、東急は速達性を高めるため、湘南新宿ライン開業に先立ち、東横線において特急の運行を開始します。

湘南新宿ラインの攻勢

2004年、池袋駅北側にある埼京線と山手貨物線(湘南新宿ライン使用線)の平面交差解消により、湘南新宿ラインが1日38往復から64往復に大幅増発されます。

2010年3月、横須賀線の武蔵小杉駅が開業します。

これにより、横須賀線に乗り入れている湘南新宿ラインも、武蔵小杉駅に停車するようになります。

武蔵小杉駅は東急東横線の停車駅でもあり、乗客争奪戦は一段と激しくなります。

同じく2010年3月、旧東横線の横浜駅ホームのスペースを活用し、横浜駅のホームが拡幅されました。

東急東横線の反攻

2013年3月、東急東横線と東京メトロ副都心線との相互直通運転が開始されます。

東横新渋谷駅

副都心線は東武東上線、西武池袋線と相互直通運転を行っているため、これにより横浜から埼玉県南部が一本につながりました。

池袋から横浜までが、湘南新宿ラインと完全に競合するようになります。

さらに2016年3月、東横線から池袋線・東上線方面への特急電車「Fライナー」を運行運行します。

2017年3月より、東横線から池袋線を結ぶ座席指定制列車「Sトレイン」を運行し、着席できることをPRします。

湘南新宿ラインには、従来から座席指定制列車としてグリーン車を運行していますが、東横線にも座席指定制列車が誕生しました。

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今後の見通し

2020年、埼京線渋谷駅ホームが旧東横線渋谷駅の跡地に移転し、山手線ホームに隣接するようになります。

並ぶぜホーム

これまで、湘南新宿ラインのホームから山手線までは離れており、乗り換えに不便でしたが、この問題が解消します。

また、湘南新宿ラインは相鉄線との相互直通運転を予定しています。

海老名方面へ湘南新宿ラインが乗り入れる可能性があるため、今度は小田急との乗客争奪戦が予想されます。(すでに、小田急とは藤沢で競合が発生していますが)

一方、東急も相鉄線との相互直通運転を予定しています。

両者の乗客争奪戦は、ますます混沌としていきます。

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所要時間・運賃比較

湘南新宿ライン及び副都心線・東横線の所要時間・運賃の比較は以下のとおりです。

なお、所要時間は列車によって前後することがあります。

区間 湘南新宿ライン 副都心線・東横線
所要時間 料金 所要時間 料金
 渋谷―横浜  25分 388円 27分 267円
 新宿(新宿三丁目)―横浜  29分 550円 34分 432円
 池袋―横浜  35分  637円 40分 462円

速さなら湘南新宿ライン、安さなら副都心線・東横線でしょうか。

ただし、両者のホームは離れているため、出発場所によっては所要時間が逆転することがあるでしょう。

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