都営バスというと、東京23区、特に山手線の内側やその周辺を走っている印象があります。
基本的にはそうなのですが、実は都営バス最長路線が青梅に設定されています。
今回は、都バス最長路線の梅70系統を利用したいと思います。
都バス最長路線・梅70系統に挑む
全長約28キロの都バス最長路線
今回利用する都営バス・梅70系統は、西武新宿線の花小金井駅から青梅駅近くの青梅車庫まで約28キロを結ぶ都営バス最長路線です。
所要時間は路線によって幅がありますが、今回利用したバスは1時間42分かかりました。
運行本数は1時間に1本程度です。
経路の大部分が青梅街道です。
多摩地区をひたすら西に進みます。
参考までに、東京23区最長路線は新宿駅西口~王子駅です。
【都営バス23区最長路線】王78系統で1時間のバス旅・立体交差の応酬【新宿→王子】<環七一周バスの旅4>
運賃後払いの郊外型運用
都営バスではありますが、運賃は均一料金ではありません。
乗車距離に応じて運賃が決まるので、乗車時に整理券を受け取り(又はICカードをタッチ)、降車時に現金を支払う(又はICカードをタッチして決済)ことになります。
花小金井駅から青梅車庫までは、ICカードで567円です。
梅70系統に乗車
それでは、実際に乗車したときの様子をお伝えします。
YouTubeに動画を上げているので、詳細は動画をご覧ください。
西武新宿線の花小金井駅北口のバスターミナルから乗車します。
青梅街道を青梅に向かって西進しますが、車の流れは良くありません。
その大きな原因は3つの踏切です。
1つ目は西武新宿線の花小金井~小平間。
2つ目は西武多摩湖線の青梅街道駅。
新小平駅付近で武蔵野線との交差がありますが、この区間は武蔵野線が地下を通っているため踏切はありません。
3つ目は西武国分寺線の鷹の台~小川間。
3つの踏切を抜けるのに時間がかかり、15分ほど遅れてしまいました。
西武拝島線の東大和市駅付近で、青梅街道は方向を北に変えます。
新青梅街道と交差します。
まだだいぶ先ですが、青梅街道と新青梅街道は合流することになります。
青梅街道を北に進んでいますが、北に行き続けると狭山丘陵とぶつかってしまうので、再び西に向きを変えます。
狭山丘陵を右に置いて、進みます。
東京には瑞穂町という自治体があります。
東京都民でも知らない人が多いのではないでしょうか。
町の南部は米軍横田基地の敷地の一部になっています。
八高線の踏切です。
箱根ヶ崎駅の近くです。
青梅街道は瑞穂町で新青梅街道と合流し、道が広くなり青梅に向かいます。
東青梅駅付近で、旧青梅街道に入ります。
東青梅駅を過ぎ、JR青梅線の踏切を越えます。
このバス5個目の踏切です。
青梅駅に近づき、レトロな映画看板が目立ってきました。
青梅は、レトロな映画看板の町としてPRしています。
青梅駅のバスターミナルに入りますが、バスは終点の青梅車庫までもう少し旧青梅街道を西進します。
終点の青梅車庫に到着です。
定刻だと1時間42分、それに加え10分ほど遅れましたが、長い旅でだいぶお尻がやられました。
次回は、青梅の町を散策します。
【猫が支配する町】昭和レトロの街・青梅を歩く【青梅の森展望広場】