一万歩シリーズ第4弾です。
これまで、東海道、甲州街道、中山道を日本橋から一万歩歩いてきました。
今回は、日光街道を日本橋から一万歩歩きたいと思います。
日光街道で一万歩シリーズを実施
今回の舞台は日光街道
前回の企画では、中山道を日本橋から歩き、一万歩でどこまで行けるのかを検証しました。
その結果は以下の記事をご確認ください。
今回の企画では、日光街道を日本橋から歩き、一万歩でどこまで行けるのかを検証します。
関東を北へ
日光街道は江戸時代に整備された五街道の一つで、日本橋を起点として北上し、千住、宇都宮などを経て日光に至ります。
終点は日光東照宮です。
なお、宇都宮までは奥州街道と重複しています。
日本最長の国道である国道4号を通る区間が総じて多いですが、旧日光街道は南千住まではだいぶ離れたところを通っています。
今回は国道4号ではなく、旧日光街道を通ります。
一万歩の行き先は南千住付近と予想
歩幅を70センチとすると、一万歩で7キロになります。
歩くスピードを時速4キロ程度とすると1時間45分ですが、撮影しながら歩くので2時間くらいかかると思います。
日本橋から日光街道を7キロ歩くと、南千住付近になります。
どこまで行けるのか、だいたい見当はつきますが、実際歩いてみてどんな感じなのか検証してみたいと思います。
そしてもちろん、歩行コースの景色を楽しみたいと思います!
なお、この企画は「一万歩で極限まで遠くに行く」という趣旨ではありません。
幹線道路をまとまった距離で歩きながら、街歩きを楽しむという趣旨です。
日光街道を歩く
静かなオフィス街
最初は、前回の中山道と同じ区間を歩きます。
日本橋三越本店や三井本館といった貫禄ある街並みです。
室町三丁目南を右に曲がったところから、旧日光街道の単体の区間になります。
前方にスカイツリーが見えるようになります。
繊維問屋の街・横山町【2,000歩】
日光街道で横山町に入りました。
ここは、馬喰横山、馬喰町、東日本橋の3駅が接続しています。
横山町は東日本橋にある問屋街で、特に衣料関係のお店が多いです。
浅草橋【3,000歩】
神田川にかかる浅草橋は、水上交通の要衝になっており、たくさんの屋形船乗り場があります。
JR総武線と都営浅草線の浅草橋駅を通過します。
浅草橋は、人形屋さんが多かったような気がします。
浅草【5,000歩】
しばらく歩くと、浅草。
東京を代表する観光地、雷門の前を通ります。
浅草から見るスカイツリーは全体を上から下までくまなく捉えることができ、とても美しいです。
アサヒビールの金のオブジェです。
下品なものだと揶揄されることが多いですが、本当は「新世紀に向かって飛躍するアサヒビールの燃える心」を表しています。
東武浅草駅です。
スカイツリーラインの起点となっているほか、中には商業施設が入っています。
言問橋【6,500歩】
浅草からさらに北へ進み、言問橋で国道6号から離れます。
言問橋から見るスカイツリーも美しいです。
山谷【8,300歩】
台東区日本堤付近は、山谷とよばれる地域で、日雇い労働者の街「ドヤ街」となっています。
山谷は「大阪西成のあいりん地区」「横浜の寿町」とともに、日本三大ドヤ街の一つを構成しています。
1泊2,000円台~で泊まれる簡易宿泊所が多数あり、日雇い労働者や外国人観光客が利用しています。
ただ、日光街道・奥州街道に面しているため、江戸時代に街道の通行人に利用されて発展したという側面もあります。
山谷の北部にある泪橋は、かつては江戸と地方を分ける橋だったそうです。
近くには処刑場や吉原遊郭があり、多くの涙で濡れたのでしょう。
一万歩を迎えた場所は?
南千住を越えた場所で一万歩を迎えました。
国道4号まであと少しのところでした。
今回の日光街道の旅では、横山町、浅草橋、浅草、山谷など東京下町を散策するルートを通ることができました。
前回の中山道以上に個性的なエリアでしたね。
これで日本橋から五街道すべて(奥州街道は宇都宮まで日光街道と重複)で一万歩を達成しました。
一万歩を歩くのは楽ではありませんが、時間と体力があれば何とか手の届く歩数だと思います。
走るのは大変だけど歩くだけなら、という方にはオススメの運動です!